岡山県倉敷市玉島

しのうどん

江戸時代、名僧・良寛も食べたと言われる。
名前は篠竹に由来し、もっちりとした食感の幅2センチ長さ1メートルの麺が唯一無二。

良寛荘りょうかんそう

自然に囲まれた公園内の高台で景色も抜群

歌人・書家として有名な江戸時代の僧・良寛ゆかりの円通寺を有する円通寺公園に隣接する国民宿舎。見晴らしのよいレストランや日帰り入浴もできる大浴場を備え、2018年3月にリニューアル。良寛も食べたと言われる玉島の名物うどん「しのうどん」は店ごとに特色が異なるが、ここでは寄せ鍋風の豪華バージョンで、長いうどんも食べやすく3等分されている。

国民宿舎 良寛荘

倉敷市玉島柏島478
086-522-5291
11:30~OS14:00
月曜 ※火~木曜は前日14:00までに要予約。
20台
http://ryokanso.jp

日本一ラーメンを食べた男 大崎氏の実食レポート

「しのうどん 寄せ鍋仕立て」1100円  天ぷら、小鉢、ごはんつき

幅広で長いうどんは全国ここだけ

幅2cm、長さ1mのうどんはもちろん初体験。啜れないのでもぐもぐしながら口に入れていくが、これは斬新な食べ心地。どこかで経験した記憶をたどればラザニアを思い出した。食べる面白さだけではなく、柔らか食感や寄せ鍋仕立てで食べるのもまた一興。出汁は瀬戸内の煮干しや鰹、昆布などから取ったもので“和風ラザニア”とも言えよう。いろんな食べ方や調理法が可能なうどんと言える。玉島の街や港が一望できる景観も素晴らしい。

ラーメン評論家・大崎 裕史氏 とは

1959年会津生まれ。広告代理店勤務時代にラーメン情報サイトを開設し異例の人気を博す。ラーメン雑誌やテレビに多数出演。2005年株式会社ラーメンデータバンクを設立。2019年5月現在、約25,500杯を食破した「日本一ラーメンを食べた男」として1996年から毎年700〜800杯を食べ続けている。日本ラーメン協会発起人。

玉島観光

円通寺

若き日の「良寛さん」が修行した曹洞宗の寺。

倉敷市玉島の山上に位置し、石組の庭が広がり、瓦葺きの本堂が配置された境内は、別世界の空気が流れているように感じられる。奈良・天平時代から観音信仰のあった地に、災害や疫病の多かった江戸・元禄時代に開創され、玉島の港町を見守って来た曹洞宗の寺で、「良寛さん」と親しまれる良寛禅師が全国を行脚中、22歳頃から10数年間修行したことでも知られる。春の桜の開く時期に「良寛茶会」が行なわれるほか、毎週日曜の早朝、座禅体験が出来る。

麺の道スタンプラリー