笠岡ラーメン
古くから養鶏と製麺が盛んで、
鶏がらスープと煮鶏を使ったラーメンが親しまれた。
親鶏を醤油で煮た煮鶏は、全国でも珍しい。
こうのしまお多津こうのしまおたつ
和の職人が再現する笠岡ラーメンの名店の味
笠岡の老舗旅館『三洋旅館』の食事処として営業していた「お多津」が、令和2年3月に中華そばをメインにした「こうのしまお多津」として笠岡市神島にリニューアルオープン。かつて商店街にあった笠岡ラーメンの名店『斉藤』の味を再現した「中華そば」は、活魚を扱う和食店ならではの、魚介の風味がきいた上品で洗練された味わい。ラーメン専門店とは一味違う一杯を試してみては。
こうのしまお多津
- 笠岡市神島4090
- 0865-67-7200
- 平日11:00~14:00、17:00~22:00 / 土日祝11:00~22:00
- 休
- 木曜日
進化系笠岡ラーメンは鶏と魚介のWスープ
笠岡ラーメンとは、1.老鶏を使った鶏ガラ醤油スープ 2.チャーシューではなく、かしわと呼ばれる鶏肉をのせる 3.斜め切りした葱 4.脂は鶏油 それらが主な特徴であるご当地ラーメン。かしわは歯応えがあり、噛むほどに旨みが拡がっていく。スープや麺は昔懐かしい感じで幅広い層に受け入れられる味。そんな中、「お多津」は和食店主の趣味が高じてラーメンが誕生。同じ笠岡でも鶏に魚介を加えた進化系で旨味を増幅、盛り付けもおしゃれで綺麗。
ラーメン評論家・大崎 裕史氏 とは
1959年会津生まれ。広告代理店勤務時代にラーメン情報サイトを開設し異例の人気を博す。ラーメン雑誌やテレビに多数出演。2005年株式会社ラーメンデータバンクを設立。2019年5月現在、約25,500杯を食破した「日本一ラーメンを食べた男」として1996年から毎年700〜800杯を食べ続けている。日本ラーメン協会発起人。