広島県尾道市

尾道ラーメン

豚の背脂を浮かべた醤油味の鶏がらスープに、歯ごたえのある平麺。
具はネギ、チャーシュー、メンマが尾道流。

東珍康とんちんかん

変わり種ラーメンなど多彩なメニューも魅力

1973年の創業時から守り続けられている秘伝のスープは、尾道の湧き水を使用したもの。大きなチャーシューがのった名物の尾道ラーメンをはじめ、たこ焼きラーメンやハンバーグラーメンなど数々の変わり種麺のほか、ラーメンスープで煮込んだおでん、丼ぶりものや中華料理など、地元の家族連れにも長年愛されてきた多彩なメニューを取り揃えている。

尾道ラーメン 東珍康

尾道市栗原町6023-5
0848-23-4537
11:00~22:00
木曜 ※祝日の場合は前日か翌日
P 4台 ※近隣パーキングのサービス券あり
http://tonchinkan.co.jp

日本一ラーメンを食べた男 大崎氏の実食レポート

「尾道ラーメン(並)」600円

最初に「尾道ラーメン」を掲げた老舗人気店

全国数あるご当地ラーメンの中でも知名度のある尾道ラーメン。新幹線新尾道駅からも徒歩圏内なので観光客にも人気。バスで来ることもあるほど。スープは豚骨鶏ガラの動物系にいりこ出汁を加えた淡口醤油味。尾道の特長である「背脂」はスープで煮込んであり、粒の大きさは様々で甘さと食感を楽しめる。地元の細麺や九条ネギとの相性も良く、尾道ラーメンが初めての人にはピッタリ。大きめのチャーシューも嬉しい。それでいて驚くほど安い。

ラーメン評論家・大崎 裕史氏 とは

1959年会津生まれ。広告代理店勤務時代にラーメン情報サイトを開設し異例の人気を博す。ラーメン雑誌やテレビに多数出演。2005年株式会社ラーメンデータバンクを設立。2019年5月現在、約25,500杯を食破した「日本一ラーメンを食べた男」として1996年から毎年700〜800杯を食べ続けている。日本ラーメン協会発起人。

尾道観光

千光寺公園

尾道の町並みと瀬戸内海の島々を見渡す公園。

弘法大師により806年、開基されたと伝えられる千光寺を中心に、標高144.2mの山頂から中腹に広がる公園。ロープウェイで行き来できるほか、歩いて坂道を上っても、尾道市立美術館や「文学のこみち」など寄り道スポットを楽しめる。「さくら名所100選」の桜やツツジ、フジなど、季節の花の名所としても知られるほか、頂上の展望台から眺める尾道の町並みと瀬戸内海の島々はみごと。とくに夜景は「夜景100選」に選ばれ、格好のデートスポットとなっている。

猫の細道

尾道最古の神社近く。猫好きの集まる通り。

尾道市在住の芸術家で招福絵師の園山春二さんが1998年頃から、艮(うしとら)神社の東側から天寧寺三重塔にかけて続く細い路地に、丸い石に猫の顔を描いた「福石猫」を置き始めたことから、この愛称で呼ばれるようになった約200mの通り。尾道でもっとも古いと言われる艮神社の4本のクスノキの大木が影を落とす、猫の通り道にも重なった趣のある場所で、現在は観光スポットとして、とくに猫好きが多く訪れる。周辺には空き家を再生したショップや美術館も。

浄土寺

見応えたっぷりの文化財が点在する国宝の古刹。

西暦616年、聖徳太子が創建したと伝えられる古刹で、足利尊氏が九州に逃げ延びる際、戦勝祈願をしたことでも知られる。国宝の本堂内陣と日本三大名塔と言われる多宝塔をはじめ、国指定文化財である朱色の堂々たる山門、南北朝時代に建てられた阿弥陀堂内陣、伏見城から移築したといわれる茶室「露滴庵」など、国宝指定の境内全域に、見応えたっぷりの文化財が点在する。浄土寺山展望台のある奥の院からは、尾道を象徴する風景である町並みと尾道水道が見渡せる。

麺の道スタンプラリー